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Novil Cup 2009
出来るのは俺しかいない、そう信じて開幕戦V 佐藤えいちの優勝インタビュー
非常にうれしいです。
優勝できたことは夢のようです。ただ、ゴルフは現実でした。逃げられず、逃げ切れずで。
(11番、12番のバーディ、ボギーで5打差になった時に勝ちは意識しましたか?)
いえ、僕は特に意識していなかったです。あまりスコアを気にしないでプレーする方なので。16番で向こうがガーンってバーディパットを沈めてきた時に、やっぱり並ばれたかと思ったんですけど、キャディと話をしたら1打差ありますよって。そこで始めてスタート時の1打差をあることを思い出していたくらいですから。
あそこで1打差にはなりましたけど、自分がスコアを伸ばせば、相手は苦しくなる展開なんだということはわかっていたので、自分のプレーをすることだけ考えていました。
(17番で短いパーパットを外して並んでしまった時は)
バンカーショットを寄せて、あぁ、これでパーだなと思って打ったら外してしまいました。ょっと気を抜いたのかもしれないですね。
(18番セカンドが右手前のバンカー。前粟蔵選手はバーディチャンス)
去年、ツアーでサンドセーブ率8位だったので、この状況で寄せられるのは今日出ている中で俺しかいないと思って打ちましたね。次のパーパットも、この最後の最後の土壇場でタッチを出して入れられるのは俺しかいないと思って打ちました。
今週マスターズやっていますけど、全英オープンに出場させてもらった時や、去年ツアーで優勝争いに加わったり、賞金シードをかけて戦ったりする中で、結局、強い選手は自分の出来るプレーを、自分を強く信じてプレーしていることを思い出して、自分もそうプレーするしかないって。
でも、あの場面で、今までだったら強めに打っていくしか出来ないでいたんですけど、あの場面できっちりタッチをだして沈められたのは嬉しかったですね。
(プレーオフに入った時の気持ちは)
やっぱり簡単には勝たせてくれないなと思いましたね。向こうの方が勢いがあるなというのもありましたね。
ティーショットは今週奥の池にいれているので、あまり強く打たないように気をつけたのと、セカンドショットはその前に右にいっちゃったので、ピンの左側で、とにかく同じ段まで打っていこうと思って打ちましたね
プレーオフのセカンドも、その前のセカンドもライが悪くて。プレーオフのセカンドはグリーン左端の方に乗りましたけど、相手は手前にショートしていてタッチが難しいパットが残っていたこともありますし、自分としては計算通りでしたね。
とにかく自分なら出来る、自分なら出来るって言い続けながらプレーをしていました。
(今日勝ったのでやっと話せますけど)
去年のカシオが終わって、ファイナルで結果を出せなくて、今日まで本当につらかったです。シーズン終盤はショットはスランプだったんですけど、パターが本当に絶好調でだったんですけど、ファイナルとツアーの会場のコンディションが違っていて、特にグリーンが。そこに戸惑ってしまいました。
それで順位があまりよくなったので、あの日の夜から、今回の開幕戦で優勝することだけを考えて、計算をして調整をしてきました。それが本当に勝てたので、、、それで夢のようだと。本当に今週勝つことだけを目標にしてきたので、嬉しいですね。