記事
今週、バークレイズシンガポールオープン
賞金総額400万USドルは、日本円にして約4億8000万円。アジア単独開催のトーナメントとしてはNO.1の規模を誇り、その出場選手枠は日本ツアーにも大きく門戸が開かれている。
まず大会の特別招待選手として、平塚哲二と矢野東がエントリー。
宮里聖志と高山忠洋は、アジアと日本の両ツアー共催で行われたアジアジャパン沖縄オープン優勝者の資格で出場する。
小田龍一は、今年北海道で行われた3トーナメントの成績をポイント化して算出する「ゴルフ北海道スイング」(※)最上位者の資格で権利を得た。
また大会では去る10月1日に、岐阜県の新陽カントリー倶楽部で上位2選手に資格が与えられる日本予選を開催。
宮本勝昌がトップ通過を果たし、2位タイにつけた篠崎紀夫は、井上忠久とのプレーオフを制して出場権を獲得した。
宮本も篠崎も、日本でそれぞれ今季1勝をあげて以来、好調が持続しているだけに「せっかくこれだけ大きな大会に挑戦できるチャンスを得たのだから。行くからには上位を目指したい」と口を揃えるなど出発前から闘志満々だ。
今季はアジアと日本の両ツアーを股にかけ、2月にアジアのフィリピンオープンで、また先週の日本ツアー「ABCチャンピオンシップ」では6年ぶりのツアー通算7勝目をあげた47歳のフランキー・ミノザはもちろん、ミケルソンやエルス、ビジェイ・シンら世界トップランカーも顔を揃える中、日本勢の活躍に期待したいところだ。
※「ゴルフ北海道スイング」は、7月のセガサミーカップと8月のサン・クロレラ、そして9月のANAオープンの道内3試合の成績をポイント化して算出。小田は合計150ポイントを稼ぎ、この「バークレイズシンガポールオープン」と、来年2月の米ツアー「マヤコバクラシック」の出場権を獲得しました。