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JGTO TPC イーヤマカップ 2000
「第1回大会で勝つのは、非常に名誉なこと」
フェアウェアーは広く取ってあり、デッドに狙っていけるしチャンスも来るが、曲げてラフに入れると非常に難しい。ラフから、130ヤードから140ヤードの距離が残れば、池超えのホールはとても怖いと思う。洋芝は、フライヤーはせずに逆にあまり飛ばなくなる。ラフに入れるとバーディどころか、乗せるのも難しくなると思います。
グリーン上は、雨のせいで少し重めですが、アンジュレーションはきつく、グリーンの目は山から来ていると聞いているのですが、傾斜と目が重なるところはけっこう速くて、難しいと感じましたね。
ラフに入れたら、時には横に出したり、レイアップしたりする勇気が求められるコースだと思う。勇気ある選択をしてパーをキープする。たまにボギーにしてもしょうがない、というマネージメントが求められている。無理をすると、すぐにダボとかトリとかビッグナンバーが来てしまうでしょうね。
でも、かわりにフェアウェーが広く取ってあるので、ナイスショットしているのに、ミスするということはない。フェアウェーが狭いと、ナイスショットしていてもラフに行ってしまう。でも、ここはラフに行くショットはあきらかにミスショットということが分かるので、非常にフェアな設定といえると思います。
それに、洋芝はランが少ないので、フェアウェーキープ率はあがると思う。そういう意味で、自分の打った感覚どおりのプレーができるのではないでしょうか。
グリーンと池が近い池がらみのホール…9番とか11番、18番はティショットでフェアウェーが第1条件。厳しいホールですね。ロングホールは一応、全部2オンはできそうな漢字。わりと獲りやすそうなので、ロングで確実に取っていけないと、苦しくなると思う。
11番のアイランドグリーンになったホールは、昨日、2回打ってみたんですけど、ティショットで風がなければスプーン。絶対にフェアウぇーをキープして、セカンドで8番、9番を持つのがベストでしょう。
5番、50ヤードのパー5も、昨日まわった感じでは僕にはかなり厳しいかな…きっちりと、フェアウェアーの真中から右サイドに打っていければ狙えると思うんですけどね。ティショットできっちりフェアウェーに置いて、セカンドで左の池が目に入るので、右を見やすいんですけど、右はすごくラフがあって、しかも右から順目の下りなんでアプローチがすごく難しいんです。だったら、100ヤードくらいで刻んでいったほうがチャンスがあるのかもしれない。優勝スコアは、10アンダーくらいになるでしょうか。
僕のゴルフの調子自体は、悪くない。よみうりオープンで23位、ミズノオープンで43位でしたが、内容は悲観するものではなかったんです。ただ、2、3ホール叩いてしまうホールがあったり、噛み合わせが悪かっただけで、優勝したときと調子はそんなに変わらないんです。
僕は、大会前から勝つつもりで入らないタイプなので、3日目後半にいい位置でいたら考えるくらいで今は勝つつもりなんてまったくないけど、今年は第1回大会。もし勝てたら、非常に名誉なことだと思いますね」