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SRIXONチャレンジ 2008
強い思いで掴み取った来週のチャレンジ出場権! 弘井太郎
出だし直後の2番ホールでダブルボギーを叩き一気に優勝争いから遠退いたかと思われたが、「残り16ホールで1つでも多くバーディを取ればいい!」と、逆にそれが弘井の緊張を和らげ、気持ちを開き直らせた。
4番ホールで5メートルのスライスラインをしっかり決めると、5番、6番ホールのピンチをなんとか凌いで7番ホールのpar5 でのチャンスを待った。ティーショットの不調がここでも影響し左のラフ。グリーン右手前から打った第3打目はあわやイーグルかと思わせたがこのホールをバーディとし、弘井はここで出だしの躓きをイーブンとした。続く8番ホールもバーディとした弘井は前半を1アンダーで折り返した。後半で1つスコアを伸ばした弘井はトータル6アンダー2位タイで競技を終了。惜しくも優勝は逃したが、来週行われるトーシンチャレンジに出場する権利を獲得した。主催者推薦での出場となった弘井はすでに行われたセカンドクオリファイングで失敗。後がなく「何とか結果を残さなければ」と、いう強い思いが弘井を最後まで諦めさせなかった。
もともと1998年世界ジュニアに優勝したことのある弘井はオーストラリアのインターナショナルパシフィックカレッジへ留学するなど、これからに大きな期待がかかる存在。
「今週はティショットの不調をパッティングになんとか助けてもらっていたので、なんとかティショットを修正し正確性を上げたい」と、来週に向けしっかり課題も見つけ静かに闘志を燃やしていた。