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JCBクラシック 2007

早稲田大の中島徹くんがベストアマチュア賞を獲得

チャンピオン近藤(右)と記念撮影
アマチュアとしてただひとり予選通過を果たした中島くんが、ベストアマチュア賞を獲得した。最終日はイーブンパーの71で回って通算1オーバーの39位タイで4日間を終えた。

高校時代以来、自身3度目のツアーとなった今大会は、5月13日にここ花の杜ゴルフクラブで行われた「JCBアマチュアチャレンジ」でトップ通過を果たし、出場権を獲得した。

本戦にむけて刺激になったのは先月、15歳の石川遼くんの史上最年少優勝だった。
以前は、「アマはツアーで予選通過できればヨシ」と思っていたが、石川くんの快挙に「予選通過はもちろん、上位入賞、また優勝も夢ではない、と思えるようになった」という。
「今回、そういう気持ちを持ちながらプレーしたのが良かったのかもしれない」と、振り返る。

目標はもちろん、ツアープレーヤーになることだ。
この秋には、出場優先順位をかけたツアーのQTにも挑戦する予定だが、中島くんにはそれ以上にいま、気にかかることがある。
現在、早稲田大スポーツ科学部に在学。来春こそ卒業するには、単位がまだ少し足りない。
すでに留年中だけに「今年は絶対に卒業しないと」と、学業との両立に頭を悩ます毎日だ。

多忙な中で、翌週には関東アマに出場する。
「石川くん、薗田くんに負けないように頑張りたいんです」。今回の経験を存分に生かして、吹き荒れる杉並旋風にストップをかけたい。

中島徹
1984年6月11日生まれ、山梨県出身。身長174センチ、体重75キロ。10歳のとき、父の勧めでゴルフを始める。2002年〜2003年にはJGAのナショナルチームメンバーとして活躍。主な戦績に、2003年の日本学生ゴルフ選手権3位、2006年同選手権4位タイ、2006年文部科学大臣杯争奪代35回日本学生王座決定戦2位などがある。
現在、早稲田大学在学中。女子プロの中島真弓さんの弟でもある。

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