「ピンチをカバーして、チャンスをずっと待っていた。ロングホールではバーディーを取りたかったですね…」。

最初の9ホールで我慢のゴルフが続いた佐藤達也は、11番で切っ掛けを掴んだ。
自分で「打てた」と思えるパッティングで、残り１０ｍの距離をバーディーで沈める。
そこから感覚を取り戻し、3連続バーディー。

今年からチャレンジトーナメントに参戦した佐藤達也は今季予選落ち2回。
これは、現在チャレンジの賞金ランキング1位を走る小野貴樹と並ぶ。

「初めて見るコースでプレッシャーは厳しいが、（コースの）芽の方向だけを気を付ければバーディーチャンスが生まれると思う」。
安定した成績は冷静なコース分析にかかっている。

最終日の天候には、「雨が得意という訳ではないが、みんな同じコンディション。頑張るとかではなく、やらないとという気持ちが強い」。と前向き。

「プロ1年目なので、色んな人と回って勉強したい」。
佐藤は今季のカニトップ杯チャレンジⅠで、初日首位に立っている佐藤えいちと共に最終日最終組からプレーし優勝を逃しているだけに、今回は3位タイの4アンダーから初優勝を狙いたいところだ。

• 佐藤 達也
• 小野 貴樹
• 佐藤 えいち