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NST新潟オープンゴルフ選手権競技 2000

「あのときの経験が役に立ったと思う」

ツアー出場権のない時期、白潟英純はアジアの大会に参戦し、腕を磨いた。

 日本ツアーで出番がなかった96、97、98年、「行けば必ず得るものがある。出られる場所ならどこまでも」と、白潟はアジア各国の大会に出向き、積極的に腕を磨いた。
 96年に優勝したインドオープンは連日気温35℃以上、厳しい暑さとの戦いでもあったが「そのときのインドは2月、まだましでしたよ。シンガポールやマレーシアの大会は、40度を超えていましたから」と涼しい顔。
 最終日のこの日は、大会4日間で最高の気温36度を記録したが「あのときの経験が役に立ったと思う」と、炎天下の中、最後まで集中力は途切れなかった。
 プロ入り9年目。34歳の白潟が、これまでの努力をみごとに開花させた。

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