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キヤノンオープン 2009

5位タイの清田太一郎

先週末は「クラブを握る気力もなかった」。発端は、2週前のアジアパシフィック パナソニックオープンだった。
ジャパンゴルフツアーメンバーながら、アジアンツアーの資格で参戦した同大会で、初日7位タイでスタートしながら、2日目に「別人になってしまった」。

現在、日本ツアーの賞金ランク58位は、初のシード獲りにはもうひと踏ん張りが必要だ。
そんな状況にあって、「自分で思っている以上に、頭がいっぱいいっぱいだった」。
ただでさえ張り詰めた精神状態の中で「ひとつのミスで、頭にきて切れてしまった」。
79を打って予選落ち。

それでなくともショックだったのに、翌週のコカ・コーラ東海クラシックでもふるわず2週連続で決勝ラウンドに進めなかった。

「あれには、傷ついた」。
傷心のまま帰宅して、そのまま練習もしなかった。
「そんなことは、今まで初めてだった」。
思い切った気分転換が、吉と出た。
「今週は、なんだか新鮮な気持ちでゴルフが出来る」と、2週ぶりの好発進。
5位タイスタートに、二の舞は踏まない。
「打ちのめされたままではいられない」と、気合いを入れ直していた。



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