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GeorgiaKSBオープン 1999
3位の川原希(のぞみ)
7番でバーディ、10番でボギー。
11番バーディ、12番でボギーと、なんとか均衡を保ちながら来た14番で1メートルを沈めて前日からひとつスコアを伸ばすと、「次も獲る!と気持ちが高ぶって気合が入りすぎてしまった」(川原)。
その上、上位選手として注目を浴びたことが、ちょっぴりプレッシャーになった。
「テレビやカメラマンらがまわりを取り囲こんでて、プレー中も自分を狙っている。もう、それだけでプレーが浮ついてしまいましたよ(笑)」。
15番ロングの第3打。ピッチングウェッジで低めの球を打とうと、放った残り112ヤードが、ハーフトップ気味に当たって前方の木に大当たり。
球は、「20ヤードくらい戻ってきちゃいました」。このハプニングで15番をボギーにしてしまったが、懸命に、自制した。
「すべてが初めての経験なんで、緊張しまくってるんですね。でも、すぐに次の16番で気持ちを落ちつけることができました。
明日はもう何も考えないで自分の目標スコアだけ目指してやります。アンダーパーが出せれば、上出来かな、と・・・」と、無欲を強調していたが、首位に4打差の通算9アンダー、単独3位は人生最大の初体験、『優勝』も狙える位置だ。