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The Championship by LEXUS 2010

2位タイの井上信は、自信がないながらも

今年は5月あたりから、「あまりゴルフに自信がない」。不安はさっそく的中した。出だしの1番から3パットを打って、5番でもショットを曲げてボギーが先行。
しかしそれで「かえって吹っ切れた」。

7番でもティショットを林に入れたが、8メートルのチップインバーディを奪い、たちまち息を吹き返した。

「後半からアイアンがつきだして、バーディはすべて1ピン位内」。
5つスコアを伸ばして通算10アンダーは、2位タイに躍り出た。

特に不安を感じているのはドライバーショットだという。
散らばるボールに、スイングをいじってみたり、クラブを変えてみたり……。
心配した練習仲間の平塚哲二が「俺の貸したるわ。打ってみい」と、親切に言ってくれた「レンタル品」なども合わせると、いまやトランクには10本を優に超えるドライバーが乗っかっている。

「でも何をやっても全然ダメで」。

それでも「救い」は、得意のアイアンショットが好調なことと、今週のここ大利根カントリークラブは「ドライバーが鍵になるコースではない」という点。
使用するホールはインとアウト合わせても4つしかなく、「なんだったらスプーンと、アイアンとパットで勝負出来る」という思いが心の負担を軽くしている。

最終18番は、グリーン奧から寄せワンのバーディ締めに「今日の後半のようなゴルフが出来れば、自然とチャンスは来ると思う」と、見通しも明るい。
ツアー通算3勝目にむけて、「明日は残り3ホールくらいまでは、その範囲に残っていたい」と、前向きだった。

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