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宮里聖志と高山忠洋の同組対決は宮里に軍配

バークレイズシンガポールオープン最終日。9オーバー同組でのラウンドとなった宮里と高山は、最後の18ホール目で宮里がバーディを奪って宮里が46位タイ、高山が52位タイでホールアウトした。

高山は「最後で聖志さんにバーディを決められて賞金を持っていかれた!」と悔しがったが当の宮里は「全てのショットで、もっと精度をあげていかなければ・・・。課題が多く見つかった」と、神妙な顔つきだ。

実は昨晩は宮里と高山、そして予選通過した日本勢の中で一番年長の平塚と、矢野を加えた4人で食事をしたそうだ。その時、話題になったのが「ラフにボールが行ったときにどう対応するか」ということ。

そこで平塚が出した結論は「無理したらあかん。無理したらえらいことになる」ということだった。
「その会話があったのに、パー5の4番ホールでラフから2オンを狙ってしまって・・・。結局、池ポチャ。色気を出してしまった」。分かっていながらみすみすコースの罠にはまってしまっただけに、高山には悔しかったのだ。

少し不満は残ったが、「来週の日本ツアー頑張ります」と力強く話した2人。その表情は、精一杯戦い抜いた充実感で一杯だった。

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