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マンダムルシードよみうりオープンゴルフトーナメント 2005

星野英正が3番ホールで自身3度目のホールインワンを達成

そのホールまで、流れが悪かった。「チャンスにつくのに、パットが入らない。いらいらしていた」。
停滞ムードを断ち切ったのはほかでもない。ホストプレーヤーとしての自覚。

大会主催のマンダム所属。「今週、初日から恥ずかしい成績は出せない」。
強い決意で迎えた後半の3番パー3。

右からアゲンストの風とケンカさせて打った、4番アイアンでのティショットは、「思い通りの感触。“これは”と思った。何か感じるものがあった」。

いつもなら、だいたい行方を確認したら、あとはボールが落ちる位置など見ていないが、このときばかりは予感がした。最後まで目を見開いて、その瞬間を見届けた。
ボールは、見る見るピンと重なって、そのまま消えた。

ホールインワンは、過去3年間、毎年1回ずつ達成している。
52冠を誇るアマチュア時代はいちどもしたことがなかったのに、デビューしたとたん立て続けだ。
「・・・これも、技術的に成長してるってことになるのかな?」と笑って胸を張った星野。

このイーグルをきっかけに波に乗り、続く6番、7番で連続バーディ。4アンダーの13位タイでこの大事なホスト試合をスタートした。

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