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とおとうみ浜松オープン 2011

星野英正は「当たれば勝てる」

開幕から、好調が続いている。「ただ、それが4日間続かないだけで」。連日の強風も、「練習日はもっと強かった」と、この日はそれほど苦にもせず、こうして、また初日に8アンダーの好スタートを切ると、ますます確かな手応えを感じる。
「優勝は4日間、どう組み立てていくか。当たり外れみたいなもので、今は当たれば勝てる、という確信がある」。

精神的にもようやく、試合に集中出来るようになってきた。

2日目、4位タイにつけた開幕戦「東建ホームメイトカップ」はあの大震災からまだ、約1ヶ月が過ぎたばかりのころ。
「被災地」という言葉を聞いただけでも、涙がとめどなく溢れたものだが、被災した仙台の実家もようやく落ち着きを取り戻し、星野にも心の余裕が出てきた。

地元宮城の知人と話し合い、やはり東北出身の著名人から激励のメッセージを書いた色紙を集めて、被災地に飾ってもらうという計画を進めつつ、「僕らはプロ。試合がある限りは試合に集中したい」と、本業でも精一杯のエールを送るつもりだ。

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