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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2016

まん丸メガネがトレードマーク。黄重坤(ハンジュンゴン)が単独2位浮上

黄(ハン)がコースに出た時間帯は、初日よりは風が弱かったが、それでコースの難しさがやわらぐわけではない。「今日も難しかった」とまん丸メガネで目を剥いた。「グリーンは昨日よりも固かった」と、ため息をついた。

相変わらず、深いラフから、グリーンに止めるのは至難の業だ。最後の18番も、奥のラフに打ち込んだ。逆目のライは、思い切り打ち込みたいが、「反対側にオーバーしてもダメ」。手前で止めたい。逡巡して打ったら弱かった。6メートルものパーパット、しかしこの日はスタートからスライスラインが好調だった。「最後もスライスライン。自信を持って打った」。最後のピンチをしのいだ。

日本に来て6年目。初年度の2011年は70キロの体重も、「日本のご飯が美味しくて」5キロ増。通算2アンダーは単独2位に浮上して、まん丸のほっぺたをほころばせた。
この日2日目からバッグに入れたマレット型のパターが、ツアー通算4勝目の武器になる。「昨日まで、弱かったパッティングが強く打ち込めるようになった」と、韓国の24歳が手を替え品を替え、日に日に調子を上げている。

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