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マイナビABCチャンピオンシップ 2010

原口鉄也「自分にもっと頼む!って感じ」

最終18番。ファーストカットからの第2打は、8アイアンでピンまで4メートルにつけ、イーグルこそならなかったものの楽々バーディ。今季3度目のノーボギーでのラウンドで、「気持ち悪いぐらいに、さらっと5アンダー」と、ビッグスコアを簡単に言ってみせた。

ドライバーを変えたのは先週。以前ずっと使っていたエースのドライバーを、1か月前に1度変えていたのだが、少し調節してまた戻したところ、これが効果てきめん。

「バーディチャンスを3度ぐらい外している」とはいうものの、トーナメントリーダーを走る金庚泰と並んで、3R目のパーオン率が83.33で1位タイ。ミスらしいミスも「1発か2発」というショットの安定ぶり。念願のツアー初優勝も見えてきた。

原口鉄也と言えば、初日に強い。ロケットスタートのごとくアンダパーを稼ぐ。ここ3年間で初日首位発進が5回もある。
それでも自身のベストフィニッシュは、2006年『カシオワールドオープン』の3位タイ。2日目以降にスコアを落とす事が多かったが、今週は着実にスコアを伸ばし3日目に爆発した。

「今日はできすぎだけど、明日はもっとできすぎて欲しい」。
首位と3打差を追いかける原口には、今日以上のスコアが求められる。それだけに、「自分にもっと頼む!って感じですよ」と活を入れた。



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