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ANAオープン 2009

谷原秀人が5位浮上

今季は「もっとストレートのボールが打ちたい」と、試行錯誤を続けるうちに、もうシーズンも半ば。ここ3年、賞金ランクでトップ5を守り続けていた選手が今年はこれまでずっとおとなしかったがようやく復調の兆しか。

理想の球筋を求め、従来よりスタンスを狭く、ハンドアップ気味に構えていたが、極端にやりすぎたためか、飛距離が本来より「1クラブ以上も落ちて。曲がらないんだけど飛ばなくて、しんどいゴルフが続いていた」。

業を煮やして今週は、スタンスを元も戻して戦ってみた。
そのために方向性は以前より悪くはなったが、「多少は曲がってもいいやと我慢してプレーしていたら、だんだん調子が上がってきた」という。

幸い、輪厚との相性はいい。
「構えて、嫌なイメージのホールはほとんどない」と、この日3日目はいわゆる“裏街道”のインスタートから最終9番で4メートルのバーディで締めてボギーなしの65は、ベストスコアの65をマークして5位タイ浮上。

リーダーには少し離されてしまったが、「谷口さんに食らいついて行きたい」と諦めない。

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