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ANAオープンゴルフトーナメント 2024

先着50名様にピンフラッグをプレゼント! 昨年覇者の選手会長・谷原秀人が50回目のありがとう

昨年覇者の谷原秀人(たにはら・ひでと)にとって「50」といえば、今はなんといっても「五十肩」だ。
このオフ、左肩に発症し、あまりの痛みにじっと動かさずにおいたら悪化した。
「後ろに上がらない」と、フィニッシュが取りづらい。



そのため、「ゴルフへのモチベーションも今一つ…」というのが今の45歳の切なる悩み。

あと、「50」といったら「シニア入り(=50歳)まであと4、5年…?」。
指折り数えて改めて感心するのが、今週はシニアの公式戦「日本シニアオープン」で戦う片山や、宮本ら、レギュラーツアーをかけ持つ先輩らの底知れぬ情熱だ。

「だってレギュラーで疲れて、シニア行ったらもっと疲れていそうじゃないですか。なのに、行ったらいきなりみんな余計に元気そう。あのパワーはどこから来るの? どこにモチベーション持っているのか…」。

首をかしげずにいられないほど、昨年覇者は満身創痍。
「イテテテテ…」。
無理に動かそうとすると悲鳴が出る。

「次の通算20勝目? この年になってそういうのはない。ただ1試合1試合、一生懸命やるだけ」というのが偽らざる本音でも、今週は愚痴も泣き言も腹の底にしまい込む。

大会が今年、記念の50回目を迎える。
「去年初めて勝たしていただいた喜びもあるし、プレーオフで負けた(2014年、VS宮本勝昌)悔しさもあったり、いろんな思い出が詰まってる」と、輪厚(わっつ)には、今もこみあげてくるものがある。

ANAオープンと共に、年を重ねてきた。
「長年続けていただいていますし、感謝という思いで今週はやる。一緒に、50回目を盛り上げていければ」と、選手会長としても、少しでも話題を提供しようと精いっぱい。

10日火曜日の前夜祭では、JGTO会長の諸星裕(もろほし・ゆたか)から、主催者に感謝の記念楯を贈呈した。



    選手会では期間中、毎日各日ギャラリー先着50名様に、選手会のオリジナル大会ピンフラッグをプレゼントすることにした(於:ギャラリープラザ・インフォメーションブース)。

    「本当は、期間中どこか1日、選手みんなでANAカラーのウェアを着ようという話もあったんです」と、明かした。
    「でも、先週は韓国から直接来た子たちもいるので、今回はちょっと難しいね、となりまして…」と、そこはちょっぴり残念そう。

    「次の100回目指して。僕らもそれに応えられるように頑張りたい。スポンサーやファンのみなさまに、少しでも喜んでいただけることをやっていきたい」と、今週もリーダーシップを発揮する。


    どんなに肩が痛くても、ゴルフで盛り上げたい気持ちもいっぱい。

    「若い子たちと優勝狙って頑張ります」。
    故・杉原輝雄氏(77⇒78年)と尾崎将司(73⇒74年、94⇒95年)に次ぐ大会3人目の連覇へ。「ジャンボさん、青木さんたちが勝っている試合で勝ちたいという思いは僕ら選手が誰しも思うこと」。
    昨年覇者の選手会長が奮い立つ。



    ぜひ会場に遊びにいらしてください

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