今年は初年度の22ー23年に続いて2期目の就任となり、改めて男子ゴルフを支えてくださるスポンサーのみなさま、関係者のみなさま、ボランティアのみなさま、ファンのみなさまへのありがたみがいっそう増した1年となりました。
2024年も厚いご支援、ご声援をいただきまして、選手を代表して心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。
今年の男子ゴルフは、賞金王の可能性がある選手がシーズン最終戦で6人も残るという史上まれにみる大接戦となりました。
これは、それほどいま男子ゴルフの実力が拮抗し、レベルが上がっている象徴とも言え、ファンのみなさまにも最後まで、スリリングな展開をお楽しみいただけたのではないかと思っております。
その中で、金谷拓実(かなや・たくみ)選手が逆転の賞金王に就きました。
そして、その余韻も覚めないうちにアメリカに飛び、予選会を勝ち上がり、みごと来季USPGAツアーの出場権を獲得しました。
またひとり、期待の若者が海外に飛び立ちます。日本選手の実力を、世界の舞台で必ず披露してくれると思っています。
私事になりますが、大学後輩の金谷選手は同じ広島県の出身者で、私が2007年に地元で立ち上げた小学生大会の第1回から4回の出場者でもあり、もう20年近く前に指導した子が、広島県人として初の賞金王に輝き、USPGAツアーにも参戦することになったのは、私にとっても何事にも代えがたい喜びとなりました。
私自身は今年、勝ち星には恵まれなかったのですが、それでも賞金シード選手として彼と舞台を同じにできたということも非常に嬉しく、これまで頑張ってきて本当によかったと、そしてまだまだ自分も頑張ろうと、今後の大きな励みにもなりました。
10代、20代、30代、40代、そして50代の先輩方とも同じフィールドで技術を戦わせて切磋琢磨ができる。これこそゴルフのだいご味であり、男子ゴルフの面白さ、味わい深さと思います。
また、最終戦で逆転されてしまいましたが、今年4勝の平田憲聖(ひらた・けんせい)選手の頑張りも、目を見張るものがありました。
そして、金谷選手や平田選手の頑張りを見て、自分もと、みなが奮い立ちました。
相乗効果が生まれています。
来季はきっと、もっと盛り上がっていくはずです。
若い選手たちはファンサービスにも熱心です。
どうしたらお客さまを喜ばせることができるか、みんな一生懸命考えています。
今年の部門別表彰式では、初めて「すべての人に感謝を」というサブタイトルがつけられ、出席した選手たちも積極的に主催者、関係者のみなさまにお礼を伝えて回りました。
今年は、JGTOも新しい体制で動き出し、今まで以上に選手会と連携し、足並みがそろい始めてきています。
来季以降も一丸となり、観に来てよかった、面白かったと言っていただけるようなツアーにしていけるよう、みんなで頑張ってまいります。
引き続き、男子ゴルフのジャパンゴルフツアーに温かなご声援を、何卒よろしくお願いいたします。
改めまして、今年もほんとうにありがとうございました。
みなさま、どうぞ良いお年をお迎えください。