記事

〜全英への道〜 ミズノオープンよみうりクラシック 2009

秋葉真一「明日はやるよ!」

大幅なコース改造も、相性の良さは相変わらずのようだ。唯一気になるのはティショットの落下地点にあたる、フェアウェー右サイドにバンカーが2つ増設された402ヤードの12番パー4だけ。

そのほかは、ほぼ例年どおりに攻めていける。
「方角がいいからですかね?」と、本人もおどけたようにゲンもいい。

2005年、やはりここよみうりカントリークラブで行われた「マンダムルシードよみうりオープン」で自己ベストの2位タイにつけたのが、当時40歳にして初シード入りの契機となった。

しかし、それもわずか2年で手放した今とあっては当時の再現と行きたいところだが、肝心なのは翌2日目だ。
やはり首位タイでスタートした今年の「UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ」は初日に5アンダーを出しながら、2日目に5オーバー。

また、先のチャレンジトーナメント「静ヒルズトミーカップ」は初日に3アンダーをマークしながら2日目に3オーバーで失速。

この法則でいけば「もしやまた…?」との懸念が本人にはあるが、ジンクスは気合いではねのけるしかない。
「もうこうなったら気持ちでやるしかない。明日は行くよ!」と、いつも後ろ向きなことばかり言う選手が珍しく強気の宣言!

今大会は、全英オープンの出場権がかかるが、「ひとまずそれは後回し」だ。
「僕には、まずはやらなきゃいけないことがある」。
シード奪回、もしくはツアー初優勝……。
秋葉にとって、初のメジャー舞台はあくまでも後からついてくるものなのだ。

関連記事