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東建ホームメイトカップ 2012

谷原秀人が「幸せです」

年の初めは無事、開幕を迎えられるかもわからなかった。「今年はやめておこうか、と。しばらく休もうかとまで思っていたので」。
2006年には賞金王も争った選手が1年以上も勝ち星に見放されているのは2年ほど前から発症した肩痛のせい。
一時はスイングでトップを取ることも困難で、本気で治療に専念しようとした矢先に、新事実が発覚した。

医師の詳しい診断で、本当の原因は肩ではなく、肋骨にあったというのだ。「肋骨を動かすようにすればいい」との指導のとおりにリハビリを開始すると、「本当に不思議と痛みが消えた」と、肩が治ったとたんにこのとおりだ。

4位タイは開幕戦での好発進に、「今は肩も回ってくれるし、ゴルフが出来て幸せ」。
治療優先で、オフはほとんど調整も出来なかったが、持ち合わせたポテンシャルの高さは、それを補ってあまりある。
「開幕すれば練習するようになるんで大丈夫」と、この春は根っからのプラス思考も戻ってきた。

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