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『日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills ファンとの集い』は大盛況!

“ファンとの集い”の開催は今年で6回目。子供の日に開催された今年は朝から晴天に恵まれた。
イベントの開始時間は14時。にもかかわらず会場の六本木ヒルズアリーナには、トッププロを真近に見ることが出来るとあって、午前中からファンが集まり始め、開場の1時間前には長蛇の列が会場を取り巻いた。
この日出演したのは、中嶋常幸、深堀圭一郎、宮本勝昌、石川遼の4人。
集まったファンは昨年の2倍以上となる約2,700名。六本木ヒルズアリーナは何重にも重なる人で溢れ、熱気に包まれた1時間半となった。

イベント最初のトークショーで、先週の中日クラウンズに優勝した石川が最終日にたたき出した『58』という驚異的なスコアに話題が及ぶと、会場からは割れんばかりの拍手と歓声が沸き起こった。石川は、「自分が一番びっくりしています。でもこのスコアは自分一人で出せるものではない。会場でのたくさんの声援に後押しされましたね。」と述べると、すかさず宮本が「遼くんが世界記録を出すのはわかるけど、(まだ)18歳だよ?早すぎだよ!」。中嶋にいたっては、「彼は我々にとっては困った存在だよ・・・。」とまで言い出す始末。会場の大きな笑いを誘った。

引き続きたおこなわれたチャリティオークションでは、各選手が持ち寄ったお宝アイテムをゲットしようと大盛況。中嶋が今年のマスターズのピンフラッグに選手のサインを入れたものを出せば、深堀は自身が過去に使用していたというウェッジなどを出品。宮本はつい最近まで自分で着用していたという革のジャケット、石川もベルトやボール、ヘッドカバーなどを持ち寄った。どのアイテムも高値で競り落とされ、4人合わせて303,000円を売り上げた。
今回のチャリティオークションでの売上金は、2004年の日本ゴルフツアー選手権から取り組みをしている「ポリオ撲滅基金」に寄付される。ポリオとは小児マヒのことで、このワクチン注射は1本¥50。今回のチャリティ金で6,060名分のワクチンを生みだしたことになる。

次におこなわれたのはアプローチチャレンジ。ステージから十数ヤード離れた観客席の中央に作られた特設ティーグラウンドから、直径30cm程度の的を狙うアプローチ合戦だが、ここで奮起したのが年齢上位者の2人。各選手6球ずつ打ち、中嶋と深堀が3球を入れて同率首位。宮本と石川は1球を入れるにとどまったが、ウェッジでリフティングをする妙技やロブショットを披露するなど、会場をおおいに沸かせていた。

最後に日本ゴルフツアー選手権Citibank Cup Shishido Hillsへの意気込みを問われた4人は、「この大会は選手達が自ら立ち上げた大会だけに、ここにかける思いは強い。開催コースの宍戸ヒルズカントリークラブは、毎年改造を重ねてくれていて、常に挑戦意欲を掻き立ててくれる。今年からは新たにシティバンク銀行さんにもスポンサードしていただくということで、各選手は相当気合いが入っている。」と声を揃えたが、選手の顔つきは、“本番モード”に既に切り替わっているように見えた。

日本ゴルフツアー選手権Citibank Cup Shishido Hillsは、6月3日(木)〜6日(日)の4日間、茨城県笠間市の宍戸ヒルズカントリークラブにて開催される。

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