記事

コカ・コーラ東海クラシック 2005

谷口拓也「気合を入れるとずっこける」

この日最終日は伊藤涼太とのプレー。15歳にして精度の高いショットや小技、精神力の強さに舌を巻きつつ、「彼に勝とうとか、負けてたまるかとか、意識した時点で負け」。
マイペースを決め込んで、68をマークした。

まだ、それほど天候が悪くない前半のうちにスコアを伸ばした。
4番で、「奇跡的なパーセーブ」。6メートルを沈めてしのぎ、波に乗った。

今週から握った中尺パターは、「藍ちゃんと同じモデル」。
時の人と同じ新兵器でチャンスをねじこみ、雨脚が強くなった後半はじっとこらえた。
三好カントリー倶楽部は上がりの3ホールがタフな上に、この日は土砂降りの雨。

「普通にやっても厳しいのに、それに輪をかけて難しくなった。その中で、パーを拾えたのが良かった」。
最終18番では1.5メートルのパーパットを決めて、通算11アンダーは首位と2打差。

「気合を入れすぎると、ずっこける(笑)。明日も今日までと同じように淡々とやれれば」。
ツアー初優勝をあげた昨年のアイフルカップ以来の最終日最終組は、自然体で次の2勝目をねらっていく。

関連記事