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平塚哲二がチャリティコンペを開催
平塚の“呑み友達”の矢野東や久保谷健一らはもちろん、丸山茂樹や藤田寛之ら他のトッププレーヤーたちも快くグッズを提供してくれた甲斐もあり、2日間で計100万円を超えるお金が集まった。
中でも、平塚が改めてその絶大な人気を思い知らされたのが、やっぱり石川遼だった。
18歳の賞金王が愛用したサンバイザーとサインボールのセットに初日は6万円が、2日目には5万円もの高値がついた。
これには平塚も度肝を抜いて、「……今度、また遼くんにボールをもらってこっそり売りに行こうかな」と、思わずジョークで笑わせたがコンペの“ホスト”もしっかりと面目躍如だ。
今年、平塚が7打差の独走Vをあげた中日クラウンズで使ったキャディバッグも石川と負けず劣らずの人気ぶり。
激しい“バトル”の末に、平塚が日頃からお世話になっているコース競技委員の大岡通男(みちお)さんが、なんと8万円で競り落としてくださって本人も絶句……!!
恐縮しきりで「いや、本当にそんなに高くってもいいんですか?!」と目をシロクロさせながら、その善意に感謝した。
このチャリティコンペには平塚の師匠の太田了介プロや、女子プロの馬場ゆかり&由美子姉妹がかけつけ、華を添えた。
最後の挨拶で、平塚は大勢の恩人の前で来季の活躍を誓った。
国内では次のツアー通算6勝目はもちろん、2010年も積極的に世界の舞台に足を伸ばす。
今年、シード権を獲得したアジアンツアーは、欧州との共同開催のトーナメントが多くあり、そこで優勝出来れば活躍の場が大きく開ける。
「来年はアジアでも優勝を狙います。そして、また年末には今年以上に盛大なチャリティコンペを開いて、たくさん寄付できるよう頑張ります!!」。
今年で8回目を迎えたこのコンペもチャリティをうたったのはこれが2回目。前回の2007年は、新潟県の中越沖地震の被災者のみなさんに寄付をした。
そして今回も集まった収益の一部は報知新聞社を通じて寄贈先を検討の上、寄付されることになっているそうです。