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風が吹かないかな…津曲泰弦

1番のティショットは曲がったが…
この日、強風が吹いて各選手がスコアメイクに苦しんだ。そんな中「風が吹かないかな」と思っていた選手がいた。津曲泰弦(つまがり・たいげん)である。「初日、2日のように風がないと、みんながスコアを伸ばしてしまう」という。津曲は「風は好きです」と苦にしない。強風の中を「球を上げず、ラインだけを出して」打っていった。横からの風には逆らわず、風にまかせて攻めて行った。

東コースを回った彼は、5,8,10,15番とバーディを次々と奪う。17番をこの唯一のボギーとしたが、最終18番でバーディを奪い、この日4アンダー68をマークして、通算10アンダー 首位と4打差の4位タイに浮上してきた。

今年は2年間守ったシード権を手放してしまった。「早く勝ちたい、シードだけは獲りたいとあせり」があって、思うようにプレーできなかったようだ。「気持ちだけです」と反省している。

だが、ここにきて開き直れた。「QTに出ることで気持ちのリセットができた」と吹っ切れた。「これで通ったら、来年はツアーで」違う姿を見せてくれそうだ。

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