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男子ツアーもまもなく開幕!ツアープレーヤーたちの新シーズン<中嶋常幸>
「女子ツアー、…う〜ん、いいよねえ。何がいいって、あのオヘソ! 僕だって、もしアマチュアなら女子の試合を見に行こうって、なると思うなあ!」。
容姿端麗な女子選手たちが、華やかなウェアをまとって腕を競い合う。
宮里藍選手や、横峯さくら選手らが代表する若手と、賞金女王・不動裕理選手をめぐる攻防戦は、見ていてスリリングだ。
「僕は特に、さくらちゃんが好きなんだけどね(笑)。一見、普通の女の子なんだけど実はド根性があって、ゴルフもうまい! そのギャップがいい。いまの女子には、魅力のある選手がほんとうに多いと思う。人気が出て当然だよ」。
その女子ツアーは先週、ひと足先に沖縄県のダイキンオーキッドレディスで開幕を迎え、大会初日から多くのギャラリーを集めた。
「…僕も出来たら会場に行って、スタート表見ながら『午前中は藍ちゃん、午後からはさくらちゃん』とかなんとか言いながら、ついて歩いてみたいもんだね」と、ひとしきり女子ツアーを褒めたあと、
「男子はねえ…。若い目ぼしいのがいなくてダメ」と、ピシャリ。
「早くもっと若いのが出てきてくれないと、いつまでも男子は代わり映えできないよ」と、警鐘を鳴らした。
元気のない若手になりかわり、「まだまだ、ベテラン健在というところを見せ付けるつもりだよ」と、気を吐くのは中嶋当人だ。
今年、ダンロップとクラブ契約を交わした。中嶋が特定のメーカーと契約を結ぶのは実に、6年ぶりのこと。
使用するブランドは、アマチュアのアベレージゴルファー向けに開発されたゼクシオシリーズだ。
「易しく打てて、強い球が出る。ボールとのマッチングもいいしね、今年は自分でもちょっと期待してるんだ」という中嶋。
今年の目標はこのニューギアを携えて、「宿敵・ジャンボと名勝負を繰り広げること」だという。
ほかに、国内シニアツアーの3試合と、全米プロシニアへの出場も予定している。
「若手との戦いもいいけれど、ベテランとしての存在感を出していくことも大事。50歳を超えても、まだまだ若いってところを見せていきたいんだ」。
少年のように、新シーズンの開幕を待ちわびている。
写真=先月行われたジャパンゴルフフェアでのワンシーン。質問コーナーで寄せられた「年をとっても飛ばせる方法を教えてください」との問いに、「普段から姿勢を正して大股で歩くこと。エレベーターでなく、階段を使うこと。日ごろの積み重ねが大事ですよ!」とアドバイスをおくった中嶋。
※男子のジャパンゴルフツアーは3月24日(木)から始まる東建ホームメイトカップ(東建多度カントリークラブ・名古屋から幕を開けます。
同じ週の3月20日(日)には、女子プロの横峯さくら選手も出場する第11回ガン撲滅基金 高松宮妃賜杯争奪 ゴルフ東西対抗競技大会(東京都・若洲ゴルフリンクス)もあります。
お楽しみに!