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平塚哲二はアジアンツアー賞金ランキング2位に(12月18日)
“今日のプレーはどうでしたか?”の質問に、「ん〜・・・まあまあやね、成績は。」
言いたかったことは、ゴルフの調子は決して良くなかったということだ。
「調子が悪いなか、これくらいのスコアを出せたので、その点ではまぁ良しです。」
悪いながらにティーショットはまっすぐいっていて、アプローチとパターがほどほどに良かったのだという。調子が悪い中でもスコアを伸ばすことが出来るあたりは、さすが世界を股にかける平塚といったところか。
「1年の締めくくりとしては、まずまずでしたよ。」
今大会で9位タイに入り、20,850ドルを獲得。大会前は、アジアンツアーの賞金ランキングで3位につけていたが、最終戦で逆転してみせた。
3週間ほど前の時点で、賞金王の可能性は消滅。その瞬間、“絶対に2位になってやる”と心に誓った。「2位はクリアしたかったので、やっぱり嬉しいっすねぇ。」
賞金ランキング2位が確定し、来年の世界ゴルフ選手権(WGC)のキャディラックチャンピオンシップ(米・フロリダで3月に開催)の出場資格を獲得した。
「ん〜、ねぇ。何か出られるみたいなんで、行ってみようかと思ってます。」
これで来年は、日本、アジア、ヨーロッパ、そしてアメリカと、まさに世界を飛び回って戦うことになりそうだ。
年明け後は、1ヶ月間の合宿をおこなう。
「来年も、今年出場した試合数は減らしたくない。1年間戦える体をしっかり作ります。」
まさに“鉄人”。この選手の貪欲さ、負けん気の強さには本当に感心させられる。