本人にとってはツアー２勝目だがその裏で、ひそかに“３試合連続Ｖ”記録がかかっている。今週、バッグを担ぐスコット・ビントさん。もともと、ブレンダン・ジョーンズの“エース”はたまたまボスが休みだった７月の「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」で李を栄冠に導き、さらに次のサン・クロレラ クラシックは“最強タッグ”でジョーンズのツアー通算12勝目をアシストして、今週だ。

ジョーンズが、今年何度目かの夏休みを取る間に再び李を支えることになって、それでキャディの３連勝がかかっているというわけ。

仲間内では「ラッキー・ビント」の異名を取るというスコットさん。
「僕もそれにあやかれれば嬉しい」と、李。
スコットさんの３試合連続Ｖ記録にも、「ぜひ僕も、貢献出来れば光栄です」と、その気だ。

この日はスタートこそ連続ボギーに暑さが増したが、「スコットは選手を乗せるのが本当に上手いので」と、落胆することなくむしろ、上り調子で折り返すと後半の１番ではイーグルだ。

「240メートル」の第２打をスプーンで２メートルにつけた。ややフックのラインを難なく決めた。66の５アンダーは４位タイと、絶好の位置で初日を終えた。

• Ｂ・ジョーンズ