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関西オープンゴルフ選手権競技 2011

吉永智一は4位タイで決勝ラウンド進出

首位とは差がついてしまったが、4位タイでの決勝ラウンド進出は、初シード入りや、目標にしている日本オープンの出場権に向けて、楽しみな週末になりそうだ。

2日間連続の60台も、「調子が良いので、このくらいは、と思っていた」と、ここまではほぼ予想どおりの展開だ。

先週、得た手応えは続いている。日本ツアーと同様に、QTの資格で参戦しているワンアジアツアー。タイで行われたトーナメントは、昨年まで使っていたクラブに戻して4日間で16アンダーをマーク。5位に入った。

そして今週は予選ラウンドで、メンバーにも恵まれた。同じ組のマーダン・ママットも好調で、足並み揃えて通算6アンダーに「良い雰囲気にしてもらった」と感謝した。

「でも一人、心配なのがいたけれど」。
もう一人、同組の津曲泰弦(つまがりたいげん)は、柳川高校(福岡)の9つ後輩。この日は予選カットライン上でのラウンドに、横でハラハラさせられた。

「応援しながら回ってた」。後輩は結局、最終18番でバーディフィニッシュ。カットラインに潜り込み、思わずつられて安堵の息を吐いた先輩だったが、それが良いカンフル材になったのも確かだ。
「知らない人と回るより気楽にやれたし、楽しかった」と、好スコアにつなげた。

いよいよ決勝ラウンド。ママットとは再び同組で争うことになり、この2日間のように和気藹々のままではいられない。上位進出の大きなチャンスもしかし、「明日は3つくらい伸ばせれば。欲をかかずにやりますよ」と、33歳に気負いはない。

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