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seven dreamers challenge in Yonehara GC 2015

何にもさせてもらえなかったけど…次につなげていきますよ

この2日間、最もやきもきとした気持ちでいたのは吉永智一であったはずだ。
 昨日、サスペンデッドになる直前でホールアウトし、4アンダーの暫定トップに立つ。今日もファイナルラウンドがあると思って準備していたものの、サスペンデッドの残りの競技再開が遅れ、13時まで試合が動かない。
 18ホールでの競技成立が決まった後も、残りの選手がホールアウトしたのが午後15時過ぎ。
 ラウンドして、身体がこなれていた選手とは違い、待ち続けたまま、3名によるプレーオフへと突入していった。
 そのプレーオフでは、セカンドショットをミス。グリーン右サイドのバンカーに入れてしまう。3打目でグリーンに乗せるものの、そのバーディパットを打つ前に、秋吉がイーグルを決め、勝負あり…。
“最後のパットは打ちたかったし、何もさせてもらえなかったね。いやぁ、本当に長い2日間だったよ。本当にそれだけ”と、口にしたものの、その表情には悔しさがにじんでいた。

次戦に向けて抱負を聞くと…。
“優勝していたら、具体的なものもあったんだけれど、まぁ、出られる試合でひとつでも上を目指していくこと。それだけかな…”
吉永にとって、ツアープレーヤー転向後、16年目にしての初優勝はお預けとなったものの、この経験が生きる日はきっと訪れるはずだ。

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