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『夢を持つ事の大切さ』 増田伸洋・・・②

5時限目にあたるこの時間は、「夢を持とう」というテーマにした、増田の講演会。
はじめに、2006年に増田が優勝した「マンダムルシードよみうりオープン」のVTRを子供たちと観賞。
生中継の放送を観戦しているかのように子供たちからは歓声が上がり、増田の優勝が決まった瞬間には子供たちから拍手が沸き上がった。
さすがにこれには増田も照れ笑い。

そして増田はこれまでの自分の生い立ちを紹介。
「小学生、中学生の頃は落ち着きがなく、ヤンチャな子供で先生に怒られてばかりでした」と苦笑いの増田。
そして「高校の3年間がなければ、今の自分はなかった」と、語る。
高校時代はラグビー部で活躍をしていた増田は、高校日本代表へ選出されるほどの選手だった。
もちろん中途半端ではない厳しい練習の毎日。何度も挫折を味わい、厳しい練習を乗り越える事ができたのは同じラグビー部の友人と恩師のお陰だと言う。
苦しい時はいつも仲間同士で声を掛け合って、助け合い、恩師にはチームワークの大切さを教えられた。
「自分の原点はここにあって、今でも大切な人たちです」と増田は言う。
「高校を卒業したらプロゴルファーを目指したい」と増田が言った時も両親をはじめ、周りのみんなは「頑張れ!」と背中を押してくれた。
「実際、ラガーマンからゴルファーへの転身は簡単ではなかったが、そういった親しい友人や恩師、そして両親から励ましや支えとなるの言葉をもらい、現在の自分がある。決して1人でここまで来る事はできなかった」と、人との出会いの大切さを語った。

そして夢を叶える上で増田が大事にしている3カ条を子供たちへアドバイス。
1、「挨拶をする事」
2、「ありがとうという言葉を大事にする事」
3、「周りに感謝の気持ちを持つ事」

増田自身が身をもって経験をした、「人との出会いを大事にする事が夢を叶える第1歩」という意味が込められていた。
そして「夢を追う時は、慌てずに1歩1歩段階を踏んで頑張欲しい」と子供たちへエールを送った。

最後に子供たちからお礼の言葉と花束の贈呈があり、増田も感激。
1人1人とハイタッチを交わして、子供たちみんなを見送った。

「元気な子供が多くて楽しかったです。みんなの笑顔から元気をもらいました、地元なのでまた必ずみんなに会いに来ます」と見送る子供たちに手を振りながら清水台小学校を後にした。

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