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第6回谷原秀人ジュニアクラシックを開催(7月30日)
松永カントリークラブは、12才でゴルフを始めた谷原が、父、直人さんと、ゴルフの腕を磨いたゴルフ場で、自宅の尾道から何度も通った思い出深いコースだ。
谷原が高校一年生の時のことだ。
クラブ選手権で偶然にも1回戦で父親と対戦することになり、谷原は敵わず敗退したが、翌年にはリベンジを果たし、クラブチャンピオンに。また、キャプテン杯では親子でチャンピオンボードに名を連ねている。
そんなゴルフ場でのジュニア大会だからこそ、谷原の気持ちの入れ方が違う。
前日までのサン・クロレラクラシックを終えて帰郷し、子どもたちの待つゴルフ場へやってくると、練習場へ直行し、ホールアウトしてくる子どもたちを練習場で待ち構え、一人一人丁寧に指導にあたった。
照り付ける太陽に気温はグングン上昇するなか、最後の組がホールアウトするまでの約3時間、汗を拭いながらのレッスンが続けられた。
更に、一度クラブハウスに引き上げたものの、まだ2名がレッスンを受けていないと聞くと、表彰式までの僅かな時間に坂道を下って練習場に出向き、それまでの児童たちと同様に、丁寧な指導が行われた。
下半身の使い方次第で飛距離が伸びることを伝えるために、子どもの左側に立って壁になり、「もっとグイグイ押すんだぞ」と体を張って指導すると、「体重移動が参考になりボールが飛ぶようになった。」と効果を感じたそうで、腕が体から離れるスイング軌道を修正してあげると、「腕が離れないようにしたらロングアイアンが芯に当たるようになった」と、子どもたちにわかりやすく伝えられた。
今年で6年目になるこの大会で、表彰式を終えた父、直人さんは、「6年も続けてきたかぁ」と考え深げに発し、続けて、「本人の希望で始めたこの大会で、みんなが喜んでくれている。これからは更にマナーやエチケットの指導も力を入れたい。」と来年への意気込みを話した。
そして谷原も、「この大会をきっかけにもっと上を目指してほしい。毎年、体も大きくなり、成長している子どもたちと会えることが楽しみ。これからもできることはしていきたい。」と来年の大会を見据える。
コース内への保護者の入場を制限するジュニア大会が多い中で、この大会は安全を配慮することを約束に、保護者が自分の子どもたちのプレーをコース内で見守ることができる。
「最初は親子のレクリエーションとして始めた。」という谷原親子のゴルフは、今こうして次世代の親子たちの大切なイベントして歴史を重ねている。
⇒第6回谷原秀人ジュニアクラシックの成績は「コチラ」
<第6回谷原秀人ジュニアクラシック大会概要>
主催:谷原秀人 松永カントリークラブ
後援:中国ゴルフ連盟
協力:社団法人日本ゴルフツアー機構 社団法人日本女子プロゴルフ協会
中国地区各県のゴルフ協会 福山赤坂ロータリークラブ
協賛:横浜ゴム プーマジャパン ヤマニ メダリスト・ジャパン グランマーブル サントリー
参加資格:広島、岡山、島根、鳥取、山口に在住の小学生