日ごとに寒さが増す秋晴れの校庭で、倉本昌弘が3つの小学校を訪問し、スナッグゴルフの指導にあたり、元気いっぱいの子どもたちと楽しいひと時を過ごした。
この取り組みは、倉本の地元である広島市内の小学校にスナッグゴルフを導入し、ゴルフを情操教育のツールとして活用してもらうことを目的に始まり、賛同する仲間たちが集まりスタートした、新しいゴルフの普及モデルとも言える。
活動に賛同してくれる企業や施設などに、「スナッグゴルフ支援自販機」を設置してもらい、その売り上げの一部が広島県ジュニアゴルフ振興会に寄金され、用具を小学校に導入するための資金として活用される仕組みで、2009年8月にスタートした活動で、現在までに47台の自販機が設置され、この寄金による小学校へのスナッグゴルフ用具の寄贈が、11月8日に10校を超えた。
記念すべき10校目として導入されたのは、広島市立舟入小学校。
中心的に活動を推進する倉本の他、振興会代表の枝広美子プロ、そしてスナッグゴルフ開発者のテリー・アントンもスペシャルゲストとして来日し、これまでにない賑やかで豪華な実技講習となった。
また、2日後に行われた広島市立楠那小学校と翠町小学校でも、倉本による実技指導が行われ、参加した3年生と4年生は、夢中になってボールを弾き飛ばし、空高くボールが飛んでいくゴルフの楽しさを味わった。
3校での実技講習を終えた倉本は、「なかなか良いペースでここまで来れた。賛同してくれ支えてくれる仲間たちの協力によるものだ。自販機の設置場所では苦労しているが、色々な小学校で沢山の子どもたちと会えて楽しい。この子どもたちが10年後に社会人となり、ゴルフを続けてくれていると嬉しい。」と話した。
また、振興会の枝広美子プロ、松岡澄弘プロも、「協力してくださる方々により支えられている。導入してくれる小学校の反応も良く、これからが楽しみ。」と語り、更なる継続した活動に意欲的だ。
恒例となった、実技講習の締めくくりに行われる、「ゴルフってどんなスポーツ」という紙芝居では、倉本から、「ゴルフには審判員がいません。審判員は自分自身です。間違ったことをしてしまったら、自分から言うことができるのがゴルファーです。みんなは今日から立派なゴルファーだから、例えば学校で何かを壊してしまったとしても、素直にそれを言えるようにしてください。」と話し、ゴルフの技術だけではない、ゴルフを通じて伝えることのできる価値観も話し伝えた。
広島市内には小学校が142校あり、当機構と振興会からこれまでに寄贈された小学校が24 校。残る市内全校への導入に向けて更に長期的な活動が続けられる。
<倉本昌弘のジュニアゴルフ普及振興の取り組み>
2009年2月に、ジャパンゴルフツアー選手会が推進する「ゴルフ伝道師」として、広島市立本川小学校を訪れ、続く5月には、自身の出身小学校である、広島市立袋町小学校にスナッグゴルフ用具を寄贈し訪問。
更に、生まれ育った広島県にゴルフを広める活動に、これまでに増して情熱を注ぎ、県内を中心とした「スナッグゴルフ支援自販機」の取り組みを2009年8月からスタート。
この普及モデルは昨年8月に瀬戸内海を渡り、香川県でもスタートし、来月12月には高松市で第1校目の贈呈式と実技講習が予定されており、広島県発の普及モデルが、次第に全国に広がる勢いもある。
⇒スナッグゴルフ支援自販機の仕組みは「コチラ」