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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン 2012
連覇を狙う、平塚哲二
アジア太平洋ゴルフ連盟、パナソニック株式会社、公益財団法人日本ゴルフ協会が主催する今大会はアマプロ問わず、アジア太平洋地域のトッププレーヤーが集結して行われる、まさにアジア太平洋NO.1決定戦だ。
連覇がかかるのは、平塚哲二。
愛する地元でつかんだ日本ツアーは6勝目、アジアンツアーで数えるなら通算4勝目だった。
出身の京都から、23歳で引っ越した滋賀県にある琵琶湖カントリー倶楽部は、大津市の自宅からわずか20分という立地にあり、「初めて回ったのは中1のとき」と勝手知ったる県内最古の名門で「優勝争いは、せんといかん」と自らに重圧をかけて臨んだ昨年だった。
2009年から始めた掛け持ち参戦は、今季は欧州ツアーにも足を伸ばして今も世界中を飛び回る。
しかし今季は首をひどく痛めて7月以降は、ろくにクラブも振れない。
回復の兆しが見えてきた先週のANAオープンでは初日の首位獲りも、2日目以降はラウンド中に首を押さえながら歩くシーンが目立ち、だからといって「ほぐし過ぎると今度はスイングに影響が出る」と、悩ましい状況に最終日は結局24位に沈んだ。
今週も絶好調での会場入り、とはいかないが、「頑張りますよ、やりますよ」。
40歳の“鉄人”が気力と体力を振り絞って、連覇に挑む。
※「アジアパシフィック パナソニックオープン」は特別協力として、アジアンツアーとジャパンゴルフツアーも参加。獲得賞金は両ツアーに加算され、優勝者には、両ツアーのシード権が与えられます。
特にアジアンツアーは、欧州ツアーとの共催試合も数多く、それを足がかりに世界へと羽ばたいていった選手も少なくありません。
まさに世界への扉が開かれるトーナメント。それが「アジアパシフィック パナソニックオープン」なのです。