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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2011

ハッピーバースデー、トミー!!

中嶋常幸が、大会初日のこの日20日に、57回目の誕生日を迎えた。スタートの10番で、関係者から花束のプレゼントを受け取って、照れながら出ていった。ギャラリーには「28歳になりました」と、ちゃっかりと笑わせて出ていったが、本人は緊張感で一杯。

57歳最初の日は、「どちらが先に来るのか」。バーディかボギーかとの懸念は安堵のバーディ発進に、プロ36年目、ツアーは通算48勝のベテランが初々しく胸をなで下ろす。

今週、契約メーカーから発表されたばかりのドライバーが予想以上の働きをしてくれた。「発表前から使いたくて、ウズウズしていた」とようやく迎えた“解禁日”は、「ほんとに良いティショットが打てて。自分でも嬉しくて震えが来たよ」と、言うほどだ。

スタート前の練習場で、ジャンボ尾崎から授かった「球行ってるね」とのお褒めの言葉も大いに自信にして前半は4アンダーに、一度はリーダーボードに乗っかった。

それを見て、「行くぜ、と思った途端に落っこちた」と、後半3つのボギーには苦笑しきりだったがそれでも2アンダーの10位タイは、「誕生日に無難なスタート。まあ、合格としましょう」と納得の好発進。

首位と6打差の初日に、ジャンボが持つ55歳と241日の最年長V記録の更新にも期待が集まりそうだ。

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