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ドラゴンカップ 2013

復帰の岩本高志が6アンダー、5位タイ

コースに戻ってきた岩本高志
特別保障制度が適用され、しばらく試合から遠ざかっていた岩本高志がコースに戻ってきた。ぎっくり腰から始まり、その後肋骨にひびが入り、最後はヘルニアで5ヶ月間、ゴルフから離れた。「ゴルフができなくて、嫌な思いもした」とつらい日々を送った。

手術や薬を飲むことはなく、トレーニングをして治療に務めてきた。今はだいぶ良化し、チャレンジトーナメントでは、この試合が復帰2試合目。ツアーでも先週のフジサンケイクラシックで、マンデートーナメントから挑戦し、見事突破、本戦に進んだ。残念ながら本戦では予選落ちしたが、「手ごたえをつかんだ」そうだ。

それが自信になったのだろう。この日は1イーグル、4バーディ、ノーボギーの6アンダー66をマークし、首位と2打差の5位タイにつけた。「調子は良くない」というものの、「チャンスに付いたところでパットを入れられた」とショットとパットの噛み合わせがよかった。「うまいこといった。まとめられた」。

今、岩本には特別な思いがある。「ゴルフがまたできるかどうか」わからない状況だからこそ、改めて自分を応援してくれる人、支えてくれる人のありがたみが身にしみた。「今はゴルフができるだけで幸せです」とプレーできる喜びを感じている。今でも「いつ、また悪くなるか」と腰には不安を感じている。今は筋膜を硬くならないように、球状のほぐす器具を必需品として、持ち歩いている。プレーの前には必ず、ストレッチをして、この器具を使っての準備を怠らない。

最終日も万全の準備をして挑む。それは自分を応援してくれる人、サポートしてくれる人たちに少しでもいい成績を挙げて、喜ばせたいという気持ちからだ。その思いは、きっと力になるだろう。

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