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倉本昌弘が広島市立幟町小学校を訪問し子どもたちとスナッグゴルフを楽しむ

倉本のフルショットに児童たちから歓声があがった
夏空のような眩しい晴天のもと、広島市立幟町小学校を倉本昌弘が訪れ、3年生70名を対象に、スナッグゴルフを活用したゴルフ指導を行い、トーナメントのオープンウィークに子どもたちと楽しいひと時を過ごした。

倉本は昨年2月、ジャパンゴルフツアー選手会が推進するゴルフ伝導活動の一環として、広島市立本川小学校を訪れ、続く5月には、自身の出身小学校である、広島市立袋町小学校にスナッグゴルフ用具の寄贈を行い訪問し、自身が生まれた広島県にゴルフを広める活動に、これまでに増して情熱を注いでおり、更に広島県内を中心とした新たな取り組みもスタートさせた。

その取り組みとは、コカ・コーラウエスト株式会社と、地元のジュニア育成普及機関である広島県ジュニアゴルフ振興会(代表:枝広美子プロ)、そして社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)の3社のコラボレーションにより、小学校へスナッグゴルフを寄贈するための財源確保の仕組みで、お客様がドリンクを購入すると、その一部が設置事業者の賛同によりコカ・コーラウエストを通じて広島県ジュニアゴルフ振興会に寄金され、この財源が小学校へのスナッグゴルフ導入と実技講習に活用されるという仕組みで、現在までに30台を超える自販機が設置され、着実にその数を増やしつつある。
倉本は、「設置場所を提供してくれた支援者の方々のご厚意に感謝したい。これからも自販機の設置が広がれば多くの小学校に用具を寄贈することができる。」と、この活動を支える沢山の人々への感謝の気持ちでいっぱいだ。

きっかけは昨年2月。
ある企業での講演を終えた倉本昌弘のもとに、コカ・コーラウエストの担当者が駆け寄り、倉本が話した青少年の健全育成とジュニア育成への熱い想いに共感し、課題となっていた用具導入のための原資捻出の方法として提案。
既にサッカーJリーグのサンフレッチェ広島やアビスパ福岡で先行していた、スポーツ振興支援のための仕組みをゴルフにも当てはめ、準備はトントン拍子で進み、昨年8月には第1号機の設置が行われた。

あれから10ヶ月が経過し、小学校に用具が導入できる財源が集まり、記念すべき第一号目の小学校を広島市教育委員会が選定し、広島駅から5分ほどの都心のど真ん中に位置し、130年以上の伝統を誇る、広島市では最も古い幟町小学校に白羽の矢が立った。

10ヶ月の道のりは容易ではなかった。
ゴルフ場やゴルフ練習場には既に自販機が設置されており、ゴルフショップなど可能性のある場所は飽和状態で、設置交渉には苦労を重ねてきた。
しかし根気強い主旨説明を繰り返し、何とか当初の目標の30台を超えるに至った。
その甲斐あって、広島市教育委員会の理解と協力もあり、校長会での説明の場を提供して頂いたところ、市内141校の小学校のうち、50校を超える小学校が導入を希望しているという、嬉しい悲鳴に変わりつつある。
これは、ゴルフの普及もさることながら、ゴルフを通じた青少年の健全育成という目的が、教育界に通じた証とも言える。

この日の実技講習を終え、広島県内でのゴルフの普及活動の基礎を築いた、広島県ジュニアゴルフ振興会の代表を務める枝広美子プロは、「子どもたちが喜んでいる姿」を見てこれまで蓄積してきた時間を感慨深く振り返ると同時に、「これからがスタート」と決意を新たにし、身の引き締まる思いで更なる活動に気持ちを切り替えた。

そして、この日の訪問で子どもたちとふれあった倉本は、「子どもたちのスポーツ離れが課題となっている昨今、体を動かして楽しめるスナッグゴルフは、ゴルフの導入編としては最適な用具。また、ゴルフは審判員がいないスポーツで、人を思いやるスポーツ。ゴルフを通じて子どもたちには生活で必要なことを学んでほしい。」と語り、子どもたちの元気で楽しそうな笑顔を見て、広島県からスタートした取り組みを、更に拡大するエネルギーに変えたようだ。
  • 親切丁寧に指導
  • 贈呈式の模様
  • 校庭に臨時で設置され紹介された自販機

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