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カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2012

逆転の初シードに賭ける!! ルーキーの浅地洋佑

まだ19歳のルーキーは、プレッシャーも大歓迎だ。むしろ、「もっとかけてください」。状況を気遣う報道陣に、そんなお願いをした。
「僕は追い詰められたり、目標がはっきり決まっていたほうが、良いゴルフが出来るタイプ。周りの期待も苦にならない」と、頼もしい。

現在、賞金ランキング75位は、上位70人に与えられるシード権まであともうひと踏ん張り。今年のチャレンジトーナメントは賞金ランキング6位の資格で、来季ツアーの前半戦の出場権は確保しているとはいうものの、もちろん1年通じた出場権を手に入れておくに超したことはない。

本人もその気満々でやってきた今週の自身の“最終戦”は、「1日2アンダー」を自分に課して迎えた。初日はノルマ達成も、悔やむらくは前日2日目。
「昨日はパットが入らず。大事に行きすぎました。この調子で行けば、シードも行けるんじゃないかと思ったら、思い切り攻められなくてオーバーパーを打ちました」と、73には後悔しきりで、「今日は反省を生かして、攻めるゴルフを貫きました」。

67の1日5アンダーは、「結果的に帳尻合った」と、前日に取り損ねた分もきっちりと加えて、通算6アンダーは前日の47位から、この日は28位まで順位を上げてきた。

逆転の初シード入りを実現させるには、他の選手の動向もあるが「おそらく、15位内はマスト」と、自分なりの計算済みだが、あえてそこにはこだわらない。
「15位内。そう思うと、それ以下のゴルフしか出来ない。抜けるなら、いま自分の上にいる人全員、抜きたい。そういう気持ちでやろうと思う」。
最終日も、前だけ見て歩く。

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