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〜全英への道〜 ミズノオープンよみうりクラシック 2008

佐藤えいちが暫定首位

昨年の今大会で大いに名前を売った男が、今年も急浮上だ。通算6アンダーの暫定首位タイでホールアウトするなり「1年ぶりです」とおどけて頭を下げたのは佐藤えいちこと、本名・佐藤英智(ひでとも)。

シード権すらまだ獲得したこともないのに、昨年のこの大会で2位タイにつけて初のメジャー切符を手に入れた選手だ。

昨年のドライビング王は、今季はOBなどラウンド中の大けがを減らすため、「飛ばしにはこだわらない」と飛距離を封印して取り組んできたが、皮肉にもそれがかえってスランプの原因になってしまった。

開幕から「まったくクラブに当たらない、まっすぐ行かない」と苦しんできたが、懸命の調整でどうにか戦える状態まで戻ってきたのが偶然にもゲンの良い今大会で、ムクムクと欲が出てきた。

「もう一度、イギリスに行きたい気持ちはある」。
回転すしで300貫を平らげたこともあるという大食漢が、2年連続のメジャーを狙う。

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