10日前からの無精ヒゲでゲンを担ぎ、「最後まで、元気づけられるプレーが見せられればいい」と話す中嶋常幸が、この日は69で回って９位タイで、優勝に望みをつないだ。

「いやいや、明日は相当、大きなスコアを出さないとダメでしょう。この歳に、過度な期待はしないように」と苦笑しつつ、「出来ることをやりましょう。50代の代表のつもりでね」と、気合い十分。

リーダーの井戸木は47歳。
中嶋は、54歳。

先週の全英オープンは59歳のワトソンが大活躍だったし、近頃とみにベテランの大健闘が光る。
もっともアグレッシブに攻めた選手に贈られる「長嶋茂雄賞」は、最終日の表彰式で“ミスター”から直々に、賞金100万円が贈られる。

アルバトロス１回につき１０、ホールインワンが８、イーグルが６、バーディを１ポイントで換算するこの特別賞は、３日目を終えた時点でその栄誉にいまもっとも近いのも、やっぱり50代のこの２人だ。

21ポイントでトップの室田は、最終日の26日（日）に54歳の誕生日を迎える。
初日にホールインワンを達成し、20ポイントを稼いで２位につける倉本昌弘は53歳。

最終日もまだまだ元気なシニア世代に大注目だ。

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