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平塚哲二がチャリティコンペを開催
その理由のひとつとなったのが今回のコンペ会場で、平塚の所属先でもある滋賀県の甲賀カントリー倶楽部を擁する「日本観光開発株式会社」が、今年創業50周年を迎えたこと。
まさに、今月10日が創業日でヘッドプロとして、平塚も祝賀パーティに出席したが本当はその日、日本を発つ予定だった。
アジアンツアーの最終戦「ブラック・マウンテン・マスターズ」出場のため、タイ・バンコク入りするつもりだったのだ。
しかし、きゅうきょ変更。
飛行機便を1日ずらしてお祝いに駆けつけた。
そんな経緯があったから、社長ともどもスタッフはみな内心、気を揉んだ。
「1日遅れたことで、試合に支障が出るのでは……」。
周囲の取り越し苦労は、一瞬で吹き飛んだ。大会は最終日の逆転V。アジアで有終の美を飾る、今季3勝目にお祝いムードが一気に加速した。
昨年に引き続き、女子プロの馬場ゆかりプロも駆けつけ華を添えてくれたコンペ当日も、おめでとうの輪がいっそう広がった。
プレー後に行われた表彰パーティでは、今年も恒例のチャリティオークション。
平塚自らが、選手仲間に善意を募って集めたというプロたちのお宝品は、今年も特に石川遼のサイン入りグッズで激しい争奪戦が繰り広げられたが、ここでも主役はやっぱり“ホストプロ”。
今年の全米プロで、平塚が使用した特注のキャディバッグは、なんと8万円という最高値がついた。競り落としたのは、同コースの大岡通男・競技委員長。
コンペの主旨でもあるチャリティに賛同した大岡さんはご厚意でさらに2万円を足して、総計10万円を投じる太っ腹……!!
これには平塚も感謝・感激で、「僕もまた、今年以上に盛大なチャリティコンペを開いて、たくさん寄付できるよう頑張ります!!」と、来季のいっそうの飛躍を誓った。
今年で9回目を迎えたこのコンペも、チャリティをうたうようになってこれで3回目。今回、集まった90万5000円は、報知新聞社社会福祉事業団を通じ、今年10月の豪雨で甚大な被害が出た鹿児島県・奄美大島の復興支援の為に寄贈されるという。