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最終日はシングルスマッチプレーの組み合わせ

欧州対アジアの対抗戦「ザ・ロイヤルトロフィ」で、3年ぶり2度目の王冠をねらうアジアチームは、2日目のフォアボールマッチで欧州に1点差まで迫り、いよいよ16日日曜日は最終日のシングルス戦を迎える。

毎年、キャプテン・ジョーがそれこそ、夜も眠れないほどに頭を痛めるのがやっぱり、これだ。この日は2日目の競技終了後に開催コースのエンパイアCCのクラブハウスで行われた組み合わせ発表会。

しかし、今年は頼もしい相棒がいてくれる。
悩めるキャプテンが、全幅の信頼を置いている。バイスキャプテンの梁津萬(リャンウェンチョン)。会見の前に、彼がそっと差し出した1枚の紙には各選手のデータとともに、幾通りものペアリングが記されてあった。

それは、直道がすでに作っておいたものよりももっと緻密で、「本当に助かった」と、それをもとに、この日もしまいには、欧州キャプテンのホセ・マリア・オラサバルがクスクスと失笑するほど真剣に、時間をかけて全8組を割り当てた。

渾身の対戦表は、以下のとおりだ。

石川は、「藤本さんがステンソンならいいのに」と話していたが、そこは思惑が外れた。アジアが先行で、互いに交互に名前を読み上げていく組み合わせ発表で、直道は熟考の末に、藤本をドイツのマルチェル・ジームに当てた。

そして、石川には今度はオラサバルが、ステンソンを当ててきた。
僅差で迎える最終日。アジアの運命はいかに。

<最終日・16日のシングルスマッチプレーの組み合わせ>

ホセマリア・オラサバル 11:10 裵相文
ニコラス・コルサールツ 11:20 K・アフィバーンラト
ゴンサロ・フェルナンデス・カスタノ 11:30 金庚泰
マルチェル・ジーム 11:40 藤本佳則
エドアルド・モリナリ 11:50 呉阿順
ミゲル・エンジェル・ヒメネス 12:00 ジーブ・ミルカ・シン
ヘンリク・ステンソン 12:10石川遼
フランチェスコ・モリナリ 12:20 Y・E・ヤン

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