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VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント 2011
今週のトーナメント<VanaH杯KBCオーガスタ>
“真夏の芥屋”で連覇を狙うのは、谷原秀人。
昨年は1年11ヶ月と1日ぶりのツアー通算9勝目に、「遼や勇太のゴルフを見て攻める気持ちを思いだした」と、勢い凄まじい若手に大いに刺激を受けて、中堅がようやく勝ち方を思い出しての復活Vだった。
昨年の1勝を機に、改めて“初の賞金王獲り”を胸に誓った谷原だったが昨年の賞金ランキングは18位にとどまった。
深いラフのトーナメントが続いた夏場に、シード権のあるアジアンツアーとの往復も相まって「頑張りすぎた」。それが原因と思われる左肩痛で、後半戦で失速した。
さらに今季は序盤から出遅れた。
開幕から3試合で予選落ち。挽回を期した4戦目の日本プロは発熱のため棄権と躓いた。
ジャパンゴルフツアーは11試合目となった先週の関西オープンで、今季自己ベストの12位タイにつけて、シーズンも後半戦に突入してようやく兆しが見えてきた。
夏の暑さも難条件ももろともせずに、ひたすらピンだけを見て戦う攻めのゴルフが身上だ。思い出の舞台で、出遅れた分を取り返す。真夏の芥屋でディフェンディングチャンピオンがいよいよエンジン全開だ。