先週の「ドラゴンカップ」の第1ラウンドで首位と1打差の2位タイと好スタートを切った岩本高志が、今週も好調をキープ。
特別保障制度が適用され、5ヶ月間ゴルフから離れていた鬱憤を晴らすように、6バーディ、1ボギーの66ストローク。5アンダーで3位タイスタートを決めた。
好調の要因をたずねてみると…
「今までゴルフができなかった分、ゴルフができる喜びを実感しているのと、プレーすることが楽しくて仕方がないんですよ。それが純粋にスコアに繋がっているのかもしれません」まさに、気持ちがプレーを牽引していることを体現している状態といえるのかもしれない。「でも、ゴルフの調子は、決して良くはありません。ショットも後半はパラパラになってしまったし、ミスをパターでカバーしていくことができたことがこのスコアに繋がっているので…。今は、そういった一つ一つのことが喜びに感じるし、面白いと思えるからこそ、この場所に戻って来られたことが嬉しいんです」だが、決して気持ちだけでプレーできるステージではないことも岩本は熟知している。「チャレンジトーナメントも残りわずかですし、このコースは練習ラウンドの時から、スコアが出ない…と思っていた。スコアを作るにはコースマネジメントが重要になってくるし、いかにファーストパットをいい位置につけていけるかが明日からも大切になってくると思っています。明日からは今日以上に自分自身にシビアになってプレーして、まずは予選を気持ちよくクリアしたいですね」そんな岩本の明日のスタートは、午前のトップ。
「明日も楽しめるゴルフができるよう、今日は早く寝ますよ!」と足取りも軽く、コースを後にした。

• 岩本 高志