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第21回勝紀杯スナッグゴルフ大会を開催(8月11日)

開会式であいさつをする髙橋勝成

勝紀杯スナッグゴルフ大会(日本ゴルフツアー機構など後援)が、兵庫県の武庫ノ台ゴルフコースで開催され、小学生を中心に118名が参加して、青空の下夏休みのひとときを芝生の上で楽しんだ。

この大会は、JGTO貢献メンバーで、シニアトーナメントでも活躍する髙橋勝成が、次男の勝紀くんの名を冠した大会として2005年1月にスタート。第1回大会は勝紀くんの誕生日である1月9日に行なわれ、以来、毎年夏と冬の2回開催されており今回が21回目の開催となった。

大会のコンセプトは、「スポーツを通じて精神的にも体力的にも健康になってほしい。」という髙橋の想いが込められており、スナッグゴルフでスコアを競い合うだけではなく、歌や音楽で体を動かすアトラクションも用意され、ゴルフだけではない「遊び」がふんだんに取り入れられている。

競技は、熱中症対策として使用ホールを1番ホールに凝縮して行われ、半分をプレーしたところで休憩を挟み、アイスクリームを食べながらお友達と歓談するというほのぼのとした雰囲気で進行した。

大会の主旨に感銘を受けて参加する方々が多く、それは口コミで兵庫県を超えて広がりつつある。

三重県からは桑名市と四日市市からの参加があり、四日市からやってきて二人のお子さんが参加しているお母さんは、「今回で5回目の参加です、大会だけではなくみんなで遊べて家族で楽しめる。」と、自身もオープンの部で参加してプレーを楽しんでいた。

前回に続いて宮城県岩沼市から参加の相澤さんは、子どもが通う小学校がカシオワールドオープンからの寄贈を受け、更に直後に行われたゴルフで宮城県を元気に!スナッグゴルフ体験会in岩沼市への参加をきっかけに、子どもがスナッグゴルフに夢中になったと、試合を求めて今回も新幹線を乗り継いで参加した。

地元の播磨町立播磨南小学校で指導にあたる北川さんは、「競技性と交流性と色んな目的で全ての人が参加でき、家族でも参加できるし全てを受け入れてくれる温かい大会。デビュー戦はこの大会と決めている。」とクラブに入ってきた初心者の登竜門として常連参加をしている。

神戸市立塩屋北小学校で指導にあたり、この大会の運営にも携わる竹部さんは、「大会の継続はいろんな人の助けがあり、何よりしっかりした信念でやっている髙橋さんによるもの。子どもたちにはこの大会で色々なことを学んでほしいし、これからもこの大会に協力させてほしい、兵庫の子どもたちは幸せですね。」と感謝の気持ちがあふれる。

そして大会を支える方々もその趣旨に賛同しての協力体制が敷かれている。

大会競技委員長を務める石引さんは、「子どもたちの楽しそうな様子を見ると手伝って良かったなと思う。最初はただ振り回しているだけだったが、形になってきている。勝成プロは毎回マナーや健康への配慮の話もしてくれ、子どもたちもきちんと受け止めている。」と大会の成長と子どもたちの成長を見守っている。

毎回ボランティアで運営を支える柴田さんは、「お子さんを亡くされて色んな想いがあり始めた大会、自分の子に尽くす気持ちを、多くの子どもに尽くしており、姿形を変えて沢山の子がゴルフを楽しむ姿にやりがいを感じているようですね、この素晴らしい活動をどんどん続けてほしい。」と心からの応援を惜しまない。

第1回大会から運営に携わる田中さんは、「一番家族的な大会で第1回大会は髙橋プロの両親も駆け付け家族全員で幕開けした大会。手弁当で集まり芝生の上でみんなでお昼ご飯を食べたことが忘れられない、成績ありきでなく家族で楽しめる大会。」と心から惚れ込んで運営を支えている。

1999年のフジサンケイクラシック優勝の実績を誇る桧垣繁正も、「勝成プロの掲げる大会主旨に賛同してゴルフの普及のきっかけになればと思い参加させて頂いている。いるだけだし遊びに来ているだけ。」と謙遜しながらも一緒にプレーした子どもたちと楽しい会話と豪快なショットで今回も楽しませてくれた。

大会主催者でホストの髙橋勝成は、「スナッグゴルフだけのイベントではもったいない、主はスナッグだけど子どもたちが屋外で遊べる環境を作りたい。同じ小学校だけでなく、違う小学校の子どもたち同士がそこで仲良くなれる、そして親子のつながりも深くなり、ゴルフの話で笑いのある夕飯になるし心の健康にもつながる、大人の目線で見るのではなく、子どもの目線で楽しめる大会を続けていきたい。見守って頂ける人がいないと成立しない大会。」とそのポリシーには揺らぎはなく、大会を支える全ての人々への感謝も忘れない。
「僕もゴルフを始める前は、ゴルフなんて、という偏見を持っていた。ゴルフ場に偏見やアレルギーを持たないで、ゴルフ場を活用していきたい。ゴルフ経験のない親御さんにもどんどん来てもらいたいし、同じ話題で健康な家族づくりにつなげてほしい。」と、ゴルフ場の活用については無限の可能性を感じている。

猛暑日の連続日数に並走するかのような過密スケジュールの髙橋は、前日まで埼玉県でのイベントに参加しており、それが終わるやいなや渋滞回避のため最寄駅にレンタカーを乗り捨て、慣れない電車に乗って池袋を経由して山手線で品川駅にたどり着いて新幹線に飛び乗るという荒業で、日付が変わる前に自宅にたどり着き、何とかホストとしての役割が果たせ、疲れはピークでも子どもたちが楽しむ姿に癒されたようだ。

尚、11年の歴史を重ねてきた大会では、大会のテーマソングも作られ、前回大会でお披露目された髙橋勝成の作詞による「生きているということ〜はばたけ未来の子供たちへ〜」のDVDが、今大会で参加者にプレゼントされ、「まさか自分が歌うとは思ってもみなかった。」と恥ずかしさと嬉しさとが入り混じった集大成は、いよいよ発表され新たな領域へと展開していきそうな予感だ。

※競技成績は大会ホームページよりご覧いただけます

  • 桧垣繁正の始球式でスタート
  • ゴルフ体操も披露された
  • DVD「生きているということ〜はばたけ未来の子どもたちへ〜」がこの日よりリリースされた

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