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長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント 2012

こちらもルーキー!! 浅地洋佑(あさぢようすけ)が好発進

藤本佳則や川村昌弘ら、ルーキーの活躍が話題の今年。この人も、負けてはいない。19歳の浅地が好スタートを切った。この日初日は上がりの2ホールで連続バーディを奪って、8位タイに浮上した。

8番で、15メートルものバーディパットが「入っちゃった」と、がぜん気を良くして最後の9番も、ピン横4メートルのバーディチャンス。
首位と4打差の3アンダーにつけた。

藤本がツアー初優勝をあげた「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」。川村も優勝争いの末に、5位につけた5年シードのメジャー戦。

しかし浅地は、予選落ちを喫して「内心は、焦りを感じていた」というが、その分タダでは起きなかった。
開催コースの宍戸ヒルズカントリークラブで、週末に居残り練習。

ひっそりと、日が落ちるまで調整を重ねた努力は早速と報われた。
翌週のチャレンジトーナメント「ISPS・CHARITYチャレンジトーナメント」でチャレンジ史上最年少Vを達成した。
同い年の川村にも、「俺の方が、先に優勝したぞ!」と、喜びのV報告も出来た。

同トーナメントの賞金ランキングも現在、3位に浮上。
「ひとつ選択肢が増えたので」。
同トーナメントの賞金ランキングの1位者にはほぼ1年間の出場権が。さらに、上位7人までの選手には、翌年ツアーの前半戦の出場権が与えられる。
「こちらで権利を獲るチャンスも出てきて。精神的にも切羽詰まった感じがなくなったと思う。ゆとりのゴルフが出来る」とレギュラーツアーでも、落ち着いてプレーが出来るようになったという。

今週の会場のザ・ノースカントリーゴルフクラブは、初めての挑戦にも、練習日から感じていた。
「飛距離だけが必要というコースではないので。僕向きだと思う」と、相性の良さにも背中を押されて、好発進。

後半は3番で3パットを叩いてさっそく今週、初ボギーに「自分で流れを止めてしまった感じだったけれど。そのあとまた我慢して、スコアが伸ばせたのでそこは、今年デビューしてから成長したと実感出来る部分」と、今は経験するすべてのことが、その糧になる。

「今週、目標にしていた1日3アンダーがいきなり出せたので。明日も1打に集中して、引き続き伸ばしていきたい」。北の大地で今週もまた1人のルーキーが躍動しそうだ。

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