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星野英正が故郷で恒例のジュニアゴルフ教室を開催(3月11日)

あの大震災から3年が過ぎた地元仙台は、いつも心の中にある大切な故郷。毎年、オフは必ずこの時期に、星野は里帰りをする。

今年でもう早6年目を迎えた「カメイ・星野英正ジュニアゴルフ教室」は今年こそ、子どもたちには伸び伸びと、「利府ゴルフ俱楽部」の芝生の上でゴルフに親しんでもらいたかったのに、仙台では実に78年ぶりの大雪は、なかなか溶けずに今年もまた、母校の東北福祉大時代にもたいへんにお世話になった、市内の練習場「宮城ゴルフガーデン」に会場を移すことになったのは残念だったが、3月1日のイベント当日には今年も40人もの元気な子どもたちが目を輝かせて、地元が生んだスター選手を取り囲んだ。

ゴルフ教室を主催するカメイ株式会社とスポンサー契約を結んで7年目になる。地元地域への社会貢献活動の一環として、スポーツ部門でもサッカー、野球、バレーやバスケットボールなどジュニアイベントを幅広く開催してこられた老舗企業とゴルフのコラボレーションは年々、内容も充実して特別講師として参加する星野にも、子どもたちの成長ぶりには目を見張るばかりだ。

「僕がちょっとアドバイスをするとすぐにそれを実戦出来る子が多くて」と、感心しきりで星野も自然と
"2年後”にむけて、期待が高まる。
今年はソチ五輪で地元から金メダリストが誕生した。フィギュアスケートの羽生結弦さんの活躍に、星野も興奮しきりで、「次はぜひ、ゴルフ競技で金メダルを!」。
リオ五輪では112年ぶりに正式種目に復活するとあっては、そんな中でもとりわけ「仙台出身の選手」がそんなビッグニュースを届けてくれれば、言うことはない。

さらに、6年後は東京五輪が控える。いま、目の前にズラリと並ぶ小学生から高校生のジュニアたちにこそ、その舞台に立てるビッグチャンスがあると思えば指導にも、つい力が入るのは当然のことだ。
今年もティーチングプロの神保芳人さんと後藤美希子さん、池田早苗さんの3人の手も借りながら、熱血指導が繰り広げられた。

昨年は自身、2006年に優勝経験のあるコカ・コーラ東海クラシックで、大会2度目の勝利まであと一歩だった。難攻不落の三好で最終日は3人タイの通算7アンダーをマークしてプレーオフに挑んだが、「相手が強すぎた」。過去5度の賞金王に阻まれた。片山晋呉はまだそこでの勝ち星こそなかったが、三好と絶好の相性を誇る。ましてここ最近は常々「いつ勝ってもおかしくない」と片山自ら公言していただけに、サドンデスは予想通りの死闘となったが強豪と繰り広げた久しぶりのV争いは、アマ52冠のプライドをくすぐるには十分だった。

2008年の「UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ」以来となる復活Vに向けて確かな手応えを掴んだ1戦となった。片山との戦いを契機に「今年こそ、勝ちたい」。その思いに突き動かされて、このオフも国内を中心に精力的に調整をこなしており、開幕を約1ヶ月後に控えて早くもかなりの仕上がりをみせているという。
初戦はいよいよ今月27日に開幕するインドネシアPGA選手権。一気にスタートダッシュで愛する故郷にも、6年ぶりに嬉しいニュースを届けるつもりだ。

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