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ワールドカップ3日目
谷原秀人はこの日、イーブンパーの71で回って通算3アンダーの6位に後退。
その分、石川遼が1アンダーの70をマークして、通算1アンダーの12位タイと順位を上げて、2人の合計スコアで争う団体戦では通算4アンダーとして、3位でいよいよ最終日に挑む。
「なかなかピンを狙えるコースではない中で、昨日、一昨日とパープレーで、今日1アンダーなら悪くは無い。明日、気持ちを変えることなく、待つという感じでやるしかない」とは石川だ。
今年、今大会は2016年のリオ五輪を見据えて、ストロークプレーの個人戦がメインだが、互いの頭の中には、共に当地に乗り込んできた代表ペアのことがある。
「ここまで3日間は我慢ができている。団体戦もあるので自分が崩れてしまわないようにしないといけない」(石川)。
谷原は、この日は1番から「良いショットが重なってのバーディ、バーディ発進」。連続バーディを奪って幸先よくスタートしたものの、「グリーンの外からを含めて3回のボギーが全部3パット。昨日までのスピードが出ていなくて。その辺がすごく痛い」と、早朝に降った強いにわか雨の影響に、泣かされた1日となった。
「今日はパターで大きく損をした日。明日はその辺を調整して臨む。チーム戦のことも考えて、プレーしていかないと」と日の丸を背負う責任感を、最終日を前に改めて見つめ直していた。