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李尚熹(イ・サンヒ)が通算21アンダーで1位、額賀辰徳は2位 <ファイナルクォリファイングトーナメント最終日>
首位でスタートした李尚熹(20歳)がこの日は4バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの1オーバーと苦しんだものの、通算21アンダーで2位の額賀辰徳に1打差をつけて、1位通過を果たした。
この日は、3日目と同様に強い風が吹き、各選手ともスコアメイクに苦しんだ。李もその中の一人だったが、前日までの貯金がものを言って辛くも逃げ切った。小学校3年からゴルフを始め、ジュニア時代には20勝を挙げ、2010年にプロ転向した。2011年にはプロ初勝利を挙げ、今年はKPGA選手権に優勝している逸材だ。日本で活躍をしている黄重坤とも同期である。
「来年は日本ツアーで優勝したいけれども、まだ初めてのツアーでの戦いになるので、まずはシード権をとりたい」と抱負を語る。黄重坤はすでに日本で2勝を挙げており、日本選手にとっては、また一人新たな強敵が出現した感じだ。
李が来年は日本シリーズJTカップに出ていても不思議ではないだろう。