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三井住友VISA太平洋マスターズ 2011

シャール・シュワーツェルは「勝つつもりで来た」

大会前日の9日・水曜日は、恒例のプロアマチャリティトーナメントで、今年もまた御殿場の10番ティで、チャリティオークションがにぎやかに行われた。

自身3度目の来日のお土産にと、シュワーツェルがはるばる持参したのが、今年初制覇のマスターズで実際に使用したというドライバーと、グローブだった。

「本当に、本当なの?!」と、はたからすっとんきょうな声を上げたのは、中嶋常幸。「これで勝ったの?!」と今年もオーガスタでテレビ解説を担当した57歳のベテランは、詰めかけた大勢のお客さん以上に、その“お宝”に興味津々。

「2万!」「3万!」と、どんどんとつり上がっていく値段に、中嶋も加わる。「4万・・・!!」と、中嶋自らそれを手に入れんばかりの勢いに、シュワーツェルも照れ笑い。

中嶋の加勢もあって、結局7万円という高値で競り落とされた。すっかり気をよくしたシュワーツェルは、今週の意気込みを聞かれて迷いなく答えた。
「勝つつもりで来ました」と言って、「4月はマスターズ。そして11月は日本の“マスターズ”。これで決まりでしょう?」。

確かに、グリーンの速さは「オーガスタ並み」と、今年のマスターズチャンピオンも認めた御殿場コースは、大会名も“マスターズ”つながりに引っかけて、日本ツアーで初の勝利を持ち帰る気満々だ。

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