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コカ・コーラ東海クラシック 2013

星野英正は5年ぶりのツアー4勝目を逃す

星野にとっても、5年ぶりのツアー通算4勝目がかかっていた。しかも、昨年は賞金ランキングによるシード獲りに失敗しており、今年は2008年の「UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ」で得た際の5年シードの最終年とあっては、2006年にも一度制した三好で、星野にとっても大事な復活Vがかかっていた。

終盤は、同じ組の片山との一騎打ちの様相に「突き放してやろうと思った」と、強気で打った17番のバーディトライ。手前から5メートルをねじ込み、それが「ウィニングパットになった」と、星野は思った。
だが、すぐに片山に2メートルを入れ返された。

どうにか1打差の首位を守って迎えた18番では、2打目を左のバンカーに打ち込み、みすみすプレーオフにもつれ込む。
「必死で食らいついたんだけど・・・」。
サドンデスの1ホール目は今度はティショットを左のラフに入れて2打目は刻むしかなく、3打目もグリーンの奥に打ち込み、ボギーに倒れた。
無念の2位でも、来季のシード権には目処がついたが「シードを獲って、落ち着くという考えはまったくないので」。片山とのデッドヒートは本当に楽しくて、星野もまた、戦いの炎がふつふつと燃えてきた。
「これからが、楽しみになってきました」。アマ52冠のプライドは、この日の激闘を機に、再び目覚めようとしている。

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